自己紹介, Introduction

若林健二 受託研究員

Kenji Wakabayashi (Contract Researcher)

 2006年4月より汽水域研究センターで受託研究員としてお世話になります若林健二です。よろしくお願いします。
 私は鳥取県職員ではありますが、今回、島根大学の「産学官連携の推進」の一つの制度である「受託研究員制度」を利用させて頂きました。受託研究員とは「民間機関等の現職技術者又は研究者で、委託により本学において、教員の指導の下に研究を行う者」という位置付けがされています。
 私は大学卒業後、鳥取県に就職してしまいました。鳥取県では、(1) 工業試験場(現:産業技術センター)(2) 衛生研究所(現:衛生環境研究所)(3) 米子保健所 (4) 環境政策課 (5) 衛生環境研究所と異動をしてきております。県の職員としては異動することは通常のことであり私も例外ではありません。
 研究機関的な職場としては、(1)、(2)及び(5)ということとなります。(1) の中小企業支援の機関である工業試験場では、組織が業種別に分かれているなかで主に窯業関係を担当し、(2)及び(5)の環境と県民の健康を守る機関である衛生環境研究所では、水質や大気関係を担当していました。
 現在の職場である衛生環境研究所では、水環境室というところに在籍しています。ここは、公共用水域(湖沼・地下水)の常時監視、事業場等の排水検査及び湖沼関連の調査研究を主な役割としています。また、県(行政)では、水質シミュレーションを湖沼等の水質保全施策の道具として使いますが、最近の生態系を利用した湖沼浄化の動きに対する対応やその精度向上が望まれています。
 この様な中、私は「宍道湖・中海水質予測モデルにおける生態系要素導入の検討」を始めたところです。汽水域研究センターでの仕事は、生態系要素を水質シミュレーションに組み込むために必要となる情報収集・整理ということになります。
 1年間と限られた期間ではありますが、よろしくお願いします。