![]() |
汽水域研究センターは川津キャンパスのほぼ中央に位置する「総合研究棟(法文学部棟)」にあります.南に面した正面玄関にも法文学部と並んで「汽水域研究センター」の表札がありますが,建物に入ってからわかりやすくするために,センター事務室前の柱(エレベータに向かって右側の柱)に,新たに縦10cm,横54cm,厚さ1.5cmの表札を取り付けました(上の写真). この表札は本地域特産の「来待石」に文字を彫り込み,それをさらに高温で焼き上げて作られています.「来待石」を焼いて,新しい素材を作る技術はすでに数年前に開発され,花瓶やコースターとして商品化されていましたが,この表札のように厚くて大きな一枚の「来待石」を,ひび割れも歪みもなく焼き上げることができたのはこれが初めてです.制作者はきまちバーニングストーン代表の藤原章隆さん.センター改装に合わせて無理を承知で制作をお願いしたところ,チャレンジ精神を発揮してこの新しい技術開発に挑んでくださいました.そして,この度ようやく完成し,センターに寄付されました. 石灯籠で知られる「来待石」を素材にして,次世代に向けた新しい加工技術の開発に挑む石工さんたちの熱い思いがこの表札には込められています. |
「来待石」の加工技術や歴史については 「モニュメントミュージアム来待ストーン」(http://www.kimachistone.com/) へおたずねください. |