「新」汽水域研究センター スタート!

 本日(平成14年4月1日)より,「新」汽水域研究センターがスタートしました.新センターの概要についてはNEWSLETTER No.17でお知らせしたとおりです.

 現在,新センターへ移行にあたって体制整備に追われております.一段落し次第,改めてご挨拶と新体制のご紹介をする予定ですが,今回は,とりあえず旧センターから新センターに移行するにあたって大きく変わった組織上の変更点についてお知らせいたします.

従来の「客員研究員」は「協力研究員」という呼び方に変わります

 とくに,従来の「客員研究員」は「協力研究員」という呼び名に変わりますのでご注意下さい.協力研究員になるには基本的には各自で申請していただくことになりますが,それ以外の点については従来の客員研究員と同じです.これまで客員研究員に登録していただいた方には後ほど,協力研究員として再登録していただくための書類をお送りいたしますので,よろしくお願いいたします.

詳しくは下記をご覧下さい.また,センターの新しい諸規則についてはここをクリックしてください.

新センターへの移行に伴う組織上の主な変更点

 

(1)副センター長をおくことにした

 センターのスタッフが増員し,センターの管理・運営業務も多様化した.センター長は必ずしもセンター教授から選ばれるとは限らない.センター長を補佐し,センターの日常的諸業務を円滑に遂行するために,センター専任教官から副センター長をおく必要が生じた.副センター長の任期は2年,管理委員会の推薦に基づき,学長が選考する.(センター規則第7条)

(2)研究推進協議会を設置した.

 センターにおける研究を推進し,社会に開かれたものにするために学内外の有識者からなる研究目標の設定や研究の進捗状況の日常的な点検・評価が必要である.協議会委員はセンター管理委員会委員と汽水域研究に高い見識を有する本学および学外のそれぞれ若干名の委員からなる.管理委員会委員以外はセンター長の推薦に基づき学長が任命する.(センター研究推進協議会規則

(3)客員研究員を再定義した.

 旧センターでは学内の関連研究者を共同研究員(自己申告),学外の関連研究者を客員研究員(センター専任教員または学内共同研究員の推薦に基づき運営委員会で承認)と呼んでいた.しかし,汽水域研究センターは元来,学内共同教育研究施設であり,学内研究者はすべてセンターを利用する資格があり,あえて共同研究員という必要はない.また,客員研究員は本来はセンターで一定期間籍を置いて研究に従事するものであって,そのように定義している他の研究機関の制度と紛らわしい.

そこで,従来の学内共同研究員は廃止し,客員研究員については「学外の研究者のうち,島根大学汽水域研究センターの研究計画に基づく共同研究者として,主としてセンターを研究場所とし,研究に従事するもの」とした.客員研究員は運営委員会の議を経た上でセンター長が推薦し,学長が委嘱する.ただし,他の法令等の定めに基づき受け入れる研究者はこの限りではない.また,従来「客員研究員」と呼ばれていた学外の研究者に対して,今後は協力研究員と呼ぶことにした.協力研究員はセンターの計画を推進する上で必要とするときに随時協力するものであり,センター運営委員会の議を経てセンター長が委嘱する.実質的には協力研究員は従来の「客員研究員」と変わりないが,従来はセンター専任教員または学内共同研究員の推薦書に基づき,運営委員会で諾否を議論したが,今後は各自の申請書に基づくことになる.

新たに定義した客員研究員と協力研究員は,従来の「客員研究員」と同様に,当該研究者の所属する機関の長の承諾を得る必要がある.また,任期はいずれも1年以内で再任を妨げない.

(「センターの研究員及び客員研究員に関する規則」の条文を一部改正し,規則題名を「センターの客員研究員及び協力研究員に関する規則」と変更した)