新春恒例
第10回汽水域研究発表会
日時:2003年1月11日(土曜日)10:00-18:00
(9:40から受付開始)
会場:島根県県民会館 307会議室
今回は午前中に科研費研究「中海干拓中止後の汽水環境の修復および保全に関する研究」の中間報告を,午後には協力研究員の方々の研究も含めて一般講演としました.どなたでも参加できます.関心のある方はご来場ください.
アブストラクトはこちら
プログラム
第1部 「中海干拓中止後の汽水環境の修復および保全に関する研究」中間報告
10:00-10:05 趣旨説明(高安克己)
10:05-10:20 大谷修司(教育学部)
宍道湖中海水系における過去6年間の赤潮の発生状況について
10:20-10:35 國井秀伸(汽水域研究センター)
汽水域の海草コアマモの成長に対する塩分,光,水温の影響
10:35-10:50 古津年章(総合理工学部),作野裕司(広島大学工学部),松永恒雄(国立環境研),高安克己(汽水域研究センター),下舞豊志(総合理工学部)
汽水域環境のリモートセンシング:何が測れるか,どう使うか?
10:50-11:05 清家 泰(総合理工学部)
DOに対する信憑性の高い連続計測技術の開発とその評価-中海を例として
11:05-11:15* 山下真司(総合理工学部)・瀬戸浩二(汽水域研究センター)・内山知憲(総合理工学部)
中海の塩分躍層付近に濃集しているクロロフィルの日変化
11:15-11:30 野村律夫(教育学部)・瀬戸浩二(汽水域研究センター)
中海湖心部における水深別フラックスの年間変動
11:30-11:45 三瓶良和(総合理工学部)
中海の底泥と環境変化
11:45-12:00 高安克己(汽水域研究センター)
潟湖堆積物コアからみた恒久的貧酸素水塊の形成条件
12:00-12:15 相崎守弘・谷本憲久・横山夏奈子・山口啓子(生物資源科学部)
中海自然再生湖岸の地形変化に関する研究
12:15-12:25* 高安克己(汽水域研究センター)・小林靖男(総合理工学部)・吉田洋子(汽水域研究センター)
中海新生堆積物中の主要元素の分布特性(予報)
第2部 一般研究発表
13:00-13:15 大塚泰介(滋賀県立琵琶湖博物館)
斐伊川の珪藻群集:いくつかの注目すべき種、および群落の分布
13:15-13:30 江原亮(教育学部)
中海水系における赤潮生物Prorocentrum minimumと細菌群集の季節的消長
13:30-13:45 小川俊輔(教育学部)
汽水湖中海・宍道湖におけるProrocentrum minimumの形態変異
13:45-14:00 上真一・中井忍(広島大学大学院生物圏科学研究科)・相崎守弘(生物資源科学部)
中海本庄工区内の動物プランクトン現存量、生産速度は世界最高レベル:魚類種苗生産における餌としての利用
14:00-14:10* 荒木悟・國井秀伸(汽水域研究センター)
塩性湿地の植物オオクグの繁殖生態
14:10-14:25 高田裕行(汽水域研究センター)
汽水域奥部の有機物に富む底質で優占する特異な有孔虫群 -サロマ湖・浜名湖を例として-
14:25-14:40 山口啓子・横山夏奈子・内田晶子(生物資源科学部)
中海におけるアサリの生残試験結果と漁場再生への課題
14:40-14:50* 堀之内正博(汽水域研究センター)
アマモ場と砂地における魚類群集構造の違いについて
14:50-15:05 宮本康(汽水域研究センター)
水辺域における種間相互作用と物質循環のかかわり
15:05-15:15* 吉柴伸一(総合理工学部)・瀬戸浩二(汽水域研究センター)・佐藤高晴(広島大学総合科学部)
中海における過去3000年間の堆積環境の変遷
15:15-15:25* 田中秀典(環境保健公社)
貝化石から見た中海の古環境変遷
15:25-15:40 佐藤高晴・浜本雄司(広島大学総合科学部)・瀬戸浩二(汽水域研究センター)
中海などの堆積物の磁気的性質
15:40-15:50* 村上俊介(総合理工学部)・高田裕行・瀬戸浩二(汽水域研究センター)
阿蘇海における底生有孔虫群集とその形成過程
15:50-16:00* 角田大(総合理工学部)・瀬戸浩二(汽水域研究センター)
阿蘇海における堆積環境の変遷
16:00-16:15 徳岡隆夫(徳岡汽水環境研究所)
TECHNO OCEAN2002への塩水楔観測システム研究開発グループ出展報告
16:15-16:30 上野博芳・徳岡隆夫・西村清和・鈴木重教(徳岡汽水環境研究所)
江の川の観測井における淡塩境界の1年間にわたる観測結果
16:30-16:45 倉田健悟(汽水域研究センター)
港湾の生態系を修復する技術の開発
16:45-17:00 伊藤康宏(生物資源科学部)
近代における宍道湖の資源利用ー新聞記事を中心にー
17:00-17:15 浜田周作(汽水域研究センター・研究協力員)
島根県の昭和38年豪雪について
17:15-17:30 坂井三郎・IFREE4(IFREE)
鹿児島県上甑島貝池の水、堆積物、〜無酸素海洋環境の理解にむけて〜
17:30-17:45 瀬戸浩二(汽水域研究センター)
南極の海跡湖の特徴とその形成過程
17:45-17:55* 坂井三郎・瀬戸浩二(島根大学汽水域研究センター)
AGU 2002 Fall Meetingに参加して -最近の汽水域関係研究の動向紹介-
発表時間は討論も含め,*が付いたものは10分,それ以外は15分です.
新年会は18:30から京橋川ぞいの「えびす」で行います.